連日ショッキングなニュースばかり起きている。池袋暴走殺傷事件、川崎殺傷事件、元農水省事務次官息子刺殺事件、京アニ放火事件、最近の軽いのでいったら茨城の煽り運転暴行事件。こういった報道を見ると衝撃や不安を受ける。
それだけにとどまらず、人によっては日常生活に支障をきたすようなダメージを受けてしまう人もいる。京アニ放火事件の影響では焼肉が食べられなくなった人が出たという記事も目にした。
個人的には煽り運転暴行事件で殴られて血が出ているのを見たのは、けっこうな衝撃だった。こういった身近なもの以外でも、外国での銃乱射事件、暴動デモ、気象災害といったものも同様に不安感を与えてくる。
悪いニュースがメンタルを悪化させることについては別に新しい発見ではない。しかし、今はソーシャルメディアが発達したことでその事件や事故についてリアルタイムで繋がり続けることができるようなった。昔ならばテレビで悪いニュースを提供されてもそこで終わりだったが、今はスマホで際限なく情報を漁れる。
そして最近の研究では悪いニュースで不安を感じた場合、さらにその情報を追いかけ続けてしまう傾向があることも分かっている。ゆえに昔よりも更にメンタルへのダメージが深まる土壌ができているのだ。
連日このようなニュースに影響されていては、QOLや生産性も低下する。ショッキングなニュースに対してはこちらも対策を取らなければならない。
まずは落ち着く
悪いニュースを見て衝撃を受けたら、まずは深呼吸。落ち着いて自分をメタ認知しよう。衝撃的な情報は脳を情動優位にし正常な思考を妨げる。このニュースは、直ちに自分に危害が及ぶものでないと意識する。
人に話を聞いてもらう
悪いニュースで大きなストレスを受けた場合、親しい人に連絡して迷惑にならない範囲で話を聞いてもらおう。あるいは相手も同じことでダメージを受けているかもしれない。話し合うことで気持ちが整理され、精神衛生が回復する。専門家に相談してもいいだろう。
被害者に支援する
最近の研究では、お金や必要な物資を寄付したり、ボランティアで被害者を助けに行くことが精神的不安を和らげるのに大きな効果があることが分かっている。経済状況が許すなら、メンタルヘルスのために人助けをしてみよう。
情報量を抑える
24時間世界中で悪いニュースは起こっている。つまりサイトやSNSを覗く際にはいつでも情報に圧倒される危険性が潜んでいると言える。
先に書いたことも重要だが、最終的には自分の悪いニュースに対する許容量を把握して、常に受け入れる情報量をコントロールできるようにするべきだ。
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