不注意と先延ばしは脳の構造が原因

2019年8月12日月曜日

心理学

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私たちはしばしば、日常生活を送る上で気抜いて失敗したり、直面した問題を先送りにしたりする。先延ばしと不注意は私たちの生活のあらゆるトラブルにつながるおそれがある。

書籍「The Power of Fifty Bits」の著者であるボブ・ニーゼ氏によれば、人間脳は数百万ビットもの情報を常に処理しているが、意識的な処理に使えるのはたった50ビットだけで、意識的に注意を維持するのにも非常に負荷がかかることであり、人間の脳はもともと不注意と先延ばしをするようにできているという。

私たちには意識的に注意することができるから、それに期待してしまうが実際に注意を向けているのは大半が無意識の部分だとも述べている。

不注意や先延ばしというとADHDが思い浮かぶ。

私は診断を受けたわけではないが特徴からいって明らかに強いADHD傾向が幼少期からあり、大人になった今でもルーティーンにイレギュラーが発生すると何か忘れたり、どこかに体をぶつけたりする。ぶつけるのはもう諦めている。

忘れ物については髭剃りや着衣といった自分の体に関するものは大丈夫だが少し重要度が落ちる持ち物、たとえばメモ帳だとかペンだとか 歯ブラシだとかをよく忘れる。財布やスマホは忘れたこともなくしたことも一度もない。

先延ばし癖も子供の頃はあったが年をとるにつれて全くなくなった。むしろ、すべきことを早く済ませておかないと気持ち悪くて何も楽しめない性格に何故かなった。

私はこういった欠点の代わりなのかしらないが色々なことに法則や理屈を見出しやすい性質を持っており、いろいろと推論ができて生活が楽になっている。

割と人の脳はトレードオフみたいなところがあるから、私みたいにADHD傾向があって自己嫌悪している人も、短所は”そういうものだ”と割り切って自分の長所の方にフォーカスしてみてほしい。

前述の通り、人間なんて誰でも忘れやすく、怠け者なのだ。せっかく生まれたのだから自分を好きにならないと損である。

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