巷では脳機能を向上させるというサプリメントの広告がいくらでも出てくるが、既に科学的に根拠のある部分と、現時点では無い部分とに分かれているようだ。それぞれについて書いていく。
オメガ3系脂肪酸
まずは魚でお馴染みのオメガ3系脂肪酸。これは脳機能を自体を向上させることが証明されたわけでは無いが、脳の構成に繋がる物質であり、脳を損傷や老化から保護する抗炎症作用がある。また、うつ病のような精神疾患にも効果があると言われている。
イチョウ葉
もう一つはイチョウ葉である。こちらは脳内の血流を促進して精神障害や不安症、うつ病並びに認知症に効果が認められた。しかしこちらの方はかなりの高齢者にしか効果が得られないかもしれない。
カフェイン
カフェインは中枢神経を刺激してアデノシンの作用を遅らせ、眠気の覚醒や注意力の向上につながっていることは既にわかっているが、記憶力については議論が分かれている。
短期記憶については向上する可能性があるという研究結果が出ている一方で、記憶については全く影響がないとしている研究結果もある。
コリン
やめた方がいいのはコリンである。コリンは肉、卵、乳製品に含まれる必須栄養素だが、過剰に摂取すると血小板が凝集して血栓を形成する確率が上がる。
これは脳卒中や心臓発作にも繋がるため通常の食事の範囲ならば摂取しても良いがサプリメントの形で摂るのはやめておこう。
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