藤井聡太氏への殺害予告と自他比較の無意味さについて

2020年8月9日日曜日

持論 社会

t f B! P L
 無職の中年、神谷光宏容疑者(50)が将棋の藤井聡太氏に殺害予告をして捕まった。事の経緯から推察するに犯行動機は間違いなく嫉妬にあるだろう。

犯罪の動機として嫉妬は割とポピュラーなものだが、私はこういった他者との比較について前々から無意味であると言う確信がある。

なぜなら多くの人がやる自他比較は、皆が他種多様な遺伝子・生育環境を持ち誰一人として同一の条件ではないのに、その点を捨象しているからである。ならばこの営為は、極めて不当でかつ無意味なものではないだろうか。

結局の所、個々の人生というものは生まれ持った遺伝子と生まれ育った環境という制御できない要素によって思考回路が形成され、あとはそれに則って運営されるのみである。

この原理をあの哀れな中年も含め大多数の人が理解せず、不毛な比較を日夜繰り返し、勝手に苦しんでいる。

百合の球根から百合しか咲かないように、チューリップの球根からはチューリップしか咲かないように、余程の事がない限り順当に藤井聡太氏は成功するし、この中年は犯罪者になるのである。そこには上も下もない。

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