リーダーの遺伝子

2019年9月11日水曜日

持論

t f B! P L

子供の頃に自然と周りに人が集まり、「〇〇行こーぜー」とか「〇〇しよーぜー」とかいうと皆が言うことを聞いてしまう子がいたと思う。いわゆるガキ大将・リーダータイプの子である。

三つ子の魂百までというが大抵そういったリーダータイプは社会に出てからも社長だったり政治家だったり管理職だったりと人を率いる仕事をしている。

なんの契約も法律上の縛りもない平等な状況であっても、ある人の提案はすぐに呑まれ、ある人の提案は聞かなかったことにされる。大人になってもこういった光景を見たことはないだろうか。

この場合、聞かれない方もそれなりの理論を展開するのだが、聞かれる方の理論がよほど破綻していない限りは後者の提案が周りに採用され、飲むなり、遊ぶなりするところが決定する。

人は結局、意思決定を感情でする。つまり、リーダータイプの人には理屈の前に感情に影響与えてしまう才能があるということになる。

喧々諤々とした論争の場でもある人が口を開くときだけは周りがピタッと静かになる。命令を不快に感じさせない、そういった才能。

中国の思想家・韓非子でいう”勢”とか、俗にいう”カリスマ”とでも言おうか、性格の良し悪し、頭の良し悪しに関わらずこういったものを持った人の周りには自然と人が集まり、指示を待つようになる。(頭が悪いリーダーには賢い補佐が助言する)

ではどういった経緯でこの才能が成立したのだろうか。

おそらく私たちが長い歴史の中で幾度となく自然災害や他の部族からの襲撃といったに危険にさらされる中で、緊急時にタラタラ説明をしないと(聞かないと)動けないようではすぐに死んだり殺されたりしてしまう。

なので、取り敢えずこういった”ボスザル的遺伝子”の持ち主が”逃げろ!”とか”戦え!”といえば理屈をすっ飛ばしてすぐに行動へ移すよう脳が学習した。

そして学習適応できなかった個体は絶滅して、結果として今生きている人間に受け継がれた。こういった構造なのではないか。

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