この番組では、北朝鮮から”ドル獲得の英雄部隊”として世界中に派遣され奴隷労働に従事している北朝鮮労働者の実態を追っている。
彼らは休憩なしで11時間以上働かされ、休みは月に1日だけというような劣悪な労働環境下にある。
北朝鮮ほどではなくとも、非常に劣悪な労働環境で働く途上国の人々はたくさんおり、彼らも奴隷といって差し支えないと思う。
私たち先進国の国民もまた、彼らの成果物を安く購入するという形でこういった奴隷労働に加担している。どういった製品に奴隷労働や児童労働が関わっているかは、少し検索すればすぐにわかる。
これだけ科学技術が発展しても奴隷労働が一向になくならない。世界中で見ればむしろ400年前より増えているという説もあるくらいである。
こうなると奴隷使役という営みそのものが、人間社会に必要なものなのではないかと疑わざるを得なくなる。
麻薬やマフィア、賭博、戦争が無くならないのと同じである。人類は知性を備えたがゆえに自然界において天敵がいないという特殊な状況と、資源が有限である都合から北朝鮮のようなサイコパス国家・人種や、カニバリズム(共食い)的産業を社会に作り出す必要が生じたのではないか。
こうすることで太古の昔から種族全体が破綻しないよう人口を調節してきた(科学技術が発達しすぎて、この程度ではもう追いつかないが)。
そして共食い産業の犠牲になるのは基本的に頭や運が悪い個体であり彼らを間引くことで人類全体の質が向上するというメリットもある。
共食い産業に加担している各個体にそんな意識は全くないだろうが、集団的知性(神・天・お天道様)とでも呼べるものが、人類を存続させるための行動として彼らに方向づけをしているのではないかと考えている。
写真は北朝鮮から奴隷労働者を受け入れて利潤を挙げている国である。北朝鮮奴隷労働者は世界中で15万人にも及び北朝鮮政府は年間10億ドル以上の外貨を獲得しているという。
また、番組中北朝鮮労働者に仕事をさせていたポーランドの会社は、自社の業態について、「彼らは世界を垣間見て数ドルでも手にできる、国の家族の支えになるでしょう」などと正当化していた。
「見て見ぬ振りをして利潤を挙げているなら、こういった会社や国々も北朝鮮政府と同罪だ」だとか、「人権侵害にあたる労働環境自体が問題であって金を払っていることが許される理由にはならない」だとか、それはごもっともな話なのだが悲劇的な社会問題についてを感情論を並べたところで結局そこで終わりである。
上記の仮説などただの辻褄合わせにも見えるかも知れないが、そもそもなぜそんな問題が大昔からなくならないのかを考察しようとする姿勢が大事だということを訴えたい。本質的な原因が分からなければ解決もできないのだから。
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