人類の知能に限界がくる理由

2019年9月23日月曜日

持論

t f B! P L

基本的に人類の社会システムは、知能の高い個体が生き残り、低い個体は淘汰される仕組みになっている。

なぜなら、頭が良い個体が増えれば自然環境の変化にも柔軟に対応できるようになり、結果として人類が存続する上で有利に働くからである。

現にこのシステムを続けたおかげで科学技術が進歩し限定的にだが人間は自然を支配できるようになっているし、それどころか宇宙という新たな生存環境の獲得を試みることができるまでに至っている。人類の平均IQが上昇することで文明的になりコミュニティの創造や維持も容易になった。

新しいものを発明する、みんなが気付けなかったようなことに気づく、今までわからなかったことが理解できるようになる。そうした知的生産性を発揮した時、最高に気持ちよく感じなかっただろうか。

脳はひらめくと食欲や性欲を満たした時と同じようにドーパミンが出る。人間の体は冒頭の事情から、頭を使うことで強烈な快楽を得られるように進化したのだと思われる。

そしてそれが問題になる。食欲や性欲というような肉体を使った快楽には物理的に限界があるが、頭の中はそういった制限が無いため、前者に比べて強い快楽が非常に手軽に、無制限に得られるからである。

知能が上がり続けると、快楽の中で知能がもたらすものが最も高次かつ強烈であることを理解し、食欲や性欲といった本能的な欲望の充足は優先順位を下げる。現に高IQである人ほど性交渉経験率が減るという研究結果も出ている。

食事は生命活動を維持する程度のもので満足するようになり、結婚や子育ては一部の人間の趣味みたいなものになる。もともと子育てに興味が無いなら、貴重な生命時間を奪う子供など邪魔でしかない。

なんなら安楽死も世界的に合法化され、自ら死に向かう人もたくさん出るかもしれない。人生など飽きるまでの暇つぶしに過ぎないからだ。

ついでに自己顕示欲や所有欲というような本能に根付かない欲望も自我が生み出した幻影に過ぎないものであると見抜けるようになる。

今まで生物の進化は全て種が存続するために行われてきた。だとすると、上記のように人口の減少、ひいては種族の自滅に繋がる、人類全体のある一定の値を超えた高知能化は起こらないのでは無いか。

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