youtubeのおすすめ動画に面白いものが流れていたので感想を書きたくなった。
動画は石井雄乙という見た目からして既に叩かれそうな若者が「令和の虎に出たのは売名だ」と公言した上で政治家になって日本医師会を解体したいなどの政治思想を展開し、虎どもに叩かれるという内容だった。虎どものみならずコメント欄でも石井は盛大に叩かれまくっていたが、よく聞けば彼の話は理路整然としており、終始辻褄が合っている。
虎どもはやれ、こいつは馬鹿だの赤ちゃんだの幼稚園児だのコンプレックスがあるだのひたすら馬鹿にしていたが、どちらかといえば論理的に反論できず幼稚な揶揄や罵倒、嘲笑、印象論でしか対応出来ない虎どもの方こそ馬鹿であると言える。
途中、石井は伊藤貫っぽい言葉を使うなと思っていたら伊藤貫氏を尊敬しているらしく、彼の動画からの引用も多く見られた。最近の伊藤貫氏の動画では社会の高学歴化が進むと他人を見下すつまらん大衆化したエリートが増えると語られていたが、まさに虎どもがこれに当てはまっていた。
動画は前編・後編の他、石井雄乙と虎どもでそれぞれのウラ話があったが兎に角石井を最後まで徹底的に頭がおかしい人間として扱っており、虎どもの異常な傲慢さには寒気を覚えさせられた。石井も言っていたがこれが日本のエリートの現状なのである。
石井雄乙が唯一間違っているのはこの日本がまだ立て直せると思っている点である。日本は政治が腐敗し、高学歴エリートは大衆化し、大衆は協力することもなく沈みゆく泥舟の中で自分だけが助かろうと不毛な競争に明け暮れている。この流れは社会が荒廃するほどに強くなるので最早国家が一度破綻するまでは絶対に止まらない。日本は再生するのではなく新生するのである。
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