スキャルピング・デイトレードで有名な伝説の投資家テスタ氏の放送切り抜きを見たので感想を記したい。
視聴者から株の利益について「元は他の投資家のお金でしょ?」と問われ「株はゼロサムではない。100円で買った株が1000円になったら100円から持ち続けていた人はみんな儲かってる。」というような返答をしていたが、これは語弊がある。
決済によって損した者と得した者が発生すれば彼らの間ではゼロサムゲームが成立しているし、業績の成長などで株価が上昇し事前に安値で買っていた者達全員がより高値で売れたなら彼らにとってはプラスサムであると言える。
株式取引それ自体はただのツールに過ぎず、ゼロサムであるか否かについては利用者の認識である。
あと、源泉徴収あり・なしについてテスタ氏は資金効率を理由に「なし」にすることを勧めていた。確かに20.315%の天引きがなくなる事で投資自体の資金効率は良くなるだろう。
しかし譲渡益が住民税・健康保険税の算定対象になるので勝てば勝つほど納税額が激増してかえって手取りが減る可能性がある。
ちなみに私は物は試しにと、源泉徴収なしでもトレードしていたが今年は中盤から日経平均がダレていたため、たかが20.315%くらいのアドバンテージでは効率の良さなど実感できなかったし、税金が気になって非常にストレスが溜まった。
おまけにこれから行う確定申告では配当収入の欄について配当金を受けた企業からの情報を一社分ずつ自分で入力しなければならないといい事無しである。口座開設は源泉徴収ありを強く勧める。
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