谷本盛雄が引き起こしたとされる大阪・北新地でのビル放火殺人事件は京アニ青葉の時と構造が同じであった。
弱者が己の限界を悟れば、残りの人生は絶望のみ。老いと病に蝕まれながらただただ独りで痛みに耐え続けるだけの消化試合と化す。そんな中にあると自分を無視して平然と周る社会に対して段々と筋違いな憎悪が募る様になる。
早い段階で地域が社会的承認を与えれば真人間に戻る可能性もあろうが、精神を病み、狭い世界における中心的存在(青葉なら京アニ、谷本ならクリニック)に執着するようになれば最早隔離するか自分が避難するしかない。
下手に関われば自分が無理心中の対象になってしまうからだ。
頭の悪い彼らに対しては逆恨みだとか自業自得だとか、そういった無意味な正論をぶつけるのではなく、「追い詰められればそうする」という現実を受け入れて対応するべきである。一種の時限爆弾だとでも思えば良い。
少子高齢化という日本の闇の根源が是正されない以上無敵の人による拡大自殺は今後ますます増加し、業務の無人化・機械化を後押しする事だろう。そうなれば職にあぶれる底辺層や転落する中間層も増える。
リモートワークにつけるような一部の高知能・高学歴層はゲーテッドコミュニティ内にある自宅か厳重な警備の付いたシェルター施設で快適に働き、それ以外は底辺の職場でジョーカーの襲来に怯えながら互いをハラスメントで削り合う超格差社会となる。
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